読書で得られるもの② 〜長泉町で塾をお探しなら【濱塾】〜

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ブログ

今回は

教育哲学者の苫野一徳氏による 『ちくまQブックス 未来のきみを変える読書術 なぜ本を読むのか?』 (苫野一徳(2021),筑摩書房)

をもとに,読書で得られるものとそのやり方を紹介する第2段です。(第1段は以下のリンクからお進みください)


第2段は読書のやり方について紹介します。


第2章 読書の方法

合い言葉は「投げ網漁法から一本釣り漁法へ」です。


まずは投げ網漁法についてです。

「 ”投げ網漁法″とは、文字どおり興味の網を思い切り広く投げて、それに引っかかるものを手当たり次第に引き寄せることです。ノンフィクションだと、お手頃なのはちくま新書や岩波新書、講談社現代新書のような新書版の本です。中高生向けの、ちくまプリマー新書や岩波ジュニア新書、また、本書がその第一弾であるこの「ちくまブックス」のようなシリーズもありますので、中高生のみなさんにはぜひこうした新書を読み漁っていたたきたいと思います。

 ある分野の専門家が、一般の読者向けに比較的わかりやすく書いたものか多いのが新書の特徴です。歴史、哲学、文学、自然科学、社会科学など、諸学問における何らかのテーマや、その学間の全体像が理解できるような本も多いですし、環境間題や格差問題など、現代社会の問題の最前線について教えてくれるような本も豊富です。スポーツや音楽など、わたしたちの趣味を豊かにしてくれるような本もたくさん あります。」(PP.64-65)


読書に興味をもったときにまずはじめに思うのは「何を読んでいいのかわからない」という悩みではないでしょうか。

それを解決する一つの方法が投げ網漁法です。新書と呼ばれるものは,値段を抑えつつも,中身は満足のいくものとなるようにつくられています。新書のほとんどが,他の単行本などで名の知れた人がかくので安定していると思います。

苫野氏がかいてあるように,岩波新書とちくま新書はとっつきやすいものが多いかなと思います。図書館や本屋さんでも新書は一つに固まっているので,その中から興味をもったものを取ってパラパラ読んでみて興味をもったものを探してみるといいかと思います。


本を選ぶときにオススメなのが,「真ん中ぐらいの見開き2ページを精読してみる」です。

できたら,興味をもった章を1つ読むといいかと思いますが,さすがに本屋さんで1章立ち読みは気が引けるかもしれません。

真ん中ぐらいというのは,書き手・読み手にとって一番ダレるところで,そのところがしっかりとかいてあるものは良書が多いです。

目次から判断してもいいですが,見られやすい目次やはじめにというところは,かなり本腰入れてかいていることが多いので,真ん中のページということがポイントです。2ページ読んでみて,興味が出てきたのであれば,是非買って読んでみることをオススメします。


では,次に一本釣り漁法です。

「関心を持ったテーマや著書の本を,とにかく読みまくるのです。10冊や20冊も読めば,その分野のちょっとした専門家になれるはずです。」(P.75)

こういうことが出来るのが,ネットなどにはない本の良いところだと思います。気になる著者やテーマを決めて10冊20冊読んでいくと,知識に厚みが出て,まさに専門家になれます。

ここまでくると,前回書いたグーグルマップということが分かってくるかと思いますし,自分だけの個性になります。


第3章 レジュメ(読書ノート)の作り方

本を読む際に苫野氏がオススメしているのが,レジュメ・読書ノート作りです。

やり方は「1冊まるまるレジュメ


「基本は、1冊まるまるレジュメを作ることです。印象に残った箇所の抜き書きを、ノートやカードに書きためておくのも悪いことではありません。でもそれは、結局のところ知識の断片を収集しているにすぎません。本の全容をつかみ取るためには、1冊まるまるレジュメを作るのが一番です。 もちろん、1冊まるまるレジュメを作るに値しない本もあります。気になる情報を抜き書きしたり、スマホにメモしたりしておけばいいだけの場合もあるでしよう。でも、「これはまるまるレジュメを作るに値する」と思う本については、ぜひ、めんどくさがらずに作りためていただければと思います。 」(P104-105)


具体的には,この本のイラストなどを参考にして欲しいです。

前回も書きましたが,この本について1冊まるまるレジュメをつくったことで本の構造(流れ)を理解できて,頭に入ったなと実感しました。これまで,たくさんの引用を貯めてきましたが,この方法が自分に合っていると感じました。

基本的には,引用中心で,章ごとにどんなことが書いてあったかというのと,気になった引用をメモしていくというやり方になります。


あれから他の本も1冊まるまるレジュメをしてみましたが,エッセイのような1章から論を積み上げていくものではない本はあまりコレまでと変わらない気がしました。

新書のような考え方・知識を学ぶ本については,とても効果的だと個人的に思います。


以上が苫野氏の「未来のきみを変える読書術」の紹介でした。

是非とも自分でやってみて感想を聞かせてください。

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